全日本鍼灸学会学術大会

大会会頭挨拶

鍼灸は疾病のみならず、健康・未病から長寿に向けて独自の健康観を内包した医療であり、その担い手である鍼灸師は未来にあるべき持続可能なヘルスケアの姿を示していかなければなりません。そのため、第67回(公社)全日本鍼灸学会大阪大会では、鍼灸臨床の既存のエビデンスを総括するとともに、新たなエビデンス(EBM)とナラティブ(NBM)の構築に向けて真摯に取り組む第一歩としたいと考えています。「新たな」の示すところは、より質の高い鍼灸のエビデンスを追究するだけでなく、患者による個別性の高いナラティブ(病の物語や体験、あるいは独自の健康観や信条にもとづく解釈)を重視した鍼灸本来の臨床と研究の在り方へのチャレンジ(模索)を意味します。

2017年の第66回東京大会同様に、コンパクト且つインパクトある学術大会にするため会期を2日間とし、一般演題は主にポスターセッションとして200演題を目標に、演者との活発な議論と親密な交流の場にしたいと思います。また、実技セッションでは、小児から高齢者、女性、スポーツ、難病、災害などに焦点をあて、会員の皆様の臨床に役立つよう企画しました。上級演題ではテーマに沿った精鋭の研究者を招聘するとともに、じっくり聴講していただけるよう演題数を厳選致しました。

鍼灸は疾病治療のみならず、予防医学の観点から人々がより良く生き、より良く生命を終えることを支えることを目指しています。大阪大会は、その使命をアカデミアとして学会が再認識し、様々な領域と観点から学術を深めるための契機としたいと考えています。

会頭 荻原俊男

第67回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 大阪大会

大会事務局 〒537-0022 大阪府大阪市東成区中本4丁目1-8

森ノ宮医療学園専門学校